たむラボ  Tam-Lab

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映画感想 『DINER』

サブスクで今更見ました。『THE 蜷川実花!』という感じの色彩美と映像美の世界に圧倒されました。同監督の『ヘルタースケルター』も見たことありますが、本当に印象的な画作りをするなぁ~。ダイナーの美術費ものすごくかかっていそうと感じたのですが、舞台がほぼこの店だけだからこそお金がかけられたのかな。

出典:映画『DINER』公式サイト

感想

実は藤原竜也がちょっと苦手で(どうしてもカイジが頭にちらついてしまって…)、この映画でも(存在感、浮いてない?)と感じたんですが、主演なんだからこれが監督のイメージなんだろうな。舞台である殺し屋専用の食堂(ダイナー)の王(シェフ)、という絶対的なその場所の支配者として異彩を放つのが正解なんでしょう。他の極彩色の個性を発揮する殺し屋軍団とは圧倒的に違う存在感がありました。
そしてヒロインである玉城ティナがかわいい! 生きる意味を見出せない日々の中で怪しい仕事に手を出したのが運の尽き。ダイナーにウェイトレスとして売られてやってきた怯える子羊状態から、殺されないために必死に立ち振る舞うのですが、スタイル抜群で衣装も似合っていて怯える表情がものすごく似合っている(ごめんね)。

この二人が働くダイナーにいかれた殺し屋たちが来店する一方、一年前に各地の殺し屋たちを束ねていたボスの事故死の真相をめぐって殺し屋たちが蠢く…。

途中までは「どういう展開になるんだろうな~」と思っていたのですが、終盤のアクションが始まってからはわりと王道で、レオンを想起させる展開でした。オマージュだったのかな? でもその展開が熱い! ネタバレはしませんが、ラストはヒロインの夢なのか現実なのかは議論の余地があるらしく、色々な人の考察を見ては「なるほどなぁ~」と思ったのでした。

作品情報

2019年公開
【主演】 藤原竜也
【監督】 蜷川実花
【公式サイト】映画『Diner ダイナー』オフィシャルサイト