仮面ライダーアマゾンズ

アマゾンズとの出会い
私が本格的に特撮にはまり始めたときに、「仮面ライダービルド」の主人公の相棒役を演じた赤楚衛二さんに興味を抱き(この時は興味を抱いた程度。その後どっぷりはまって今の推しとなってます…)、彼がかなりいい役で出演しているというので、恐々と手を出したのが「仮面ライダーアマゾンズ」との出会い。
赤楚さんが出るのはseason2だけなんですが、作品への礼儀としてseason1から見始めました。かなりグロテスクという噂は聞いていたので、本当に恐る恐る。
…うわぁ!! 何、この渋いオジサン集団!! ストーリーが辛い!! でも面白い!!
もう、season1から駆除班(人類を食べてしまう「アマゾン」という生物を駆除する仕事をしている)の皆さんに心奪われました。金になるかならないかで動く駆除班。途中でそこに合流する主人公の悠(仮面ライダーオメガ)は、自分もアマゾンであるが故に、その方針に納得せずに反発し、もがき苦しみます。悠の揺らぐ正義感をピシッと冷徹に切り捨てる隊長の志藤さん、イケオジすぎないか…? 駆除班もまた主人公の一つであるので、悩み傷つきながらも進んでいきます。
そしてもう一人の主人公鷹山仁(仮面ライダーアルファ)は終始ぶれない。自分が研究の末に生み出してしまったアマゾンという存在を1匹残らず刈るという信念のもと、殺戮を続けます。血しぶき飛びまくりで、とても子供向けの絵面ではない!
season1は、この三者三様の主人公たちの織り成すドラマなんですが、オジサンたちが格好良すぎてダメです。私の学生時代からのオジサン好きスイッチを直撃してしまいました。いや、自分もいい年したオバサンなのにね。
season2の主人公は謎に包まれたアマゾンの少年・千翼(ちひろ。仮面ライダーネオ)で、彼が心を寄せる少女イユ(カラスアマゾン)とseason1の主人公悠・鷹山・駆除班、アマゾンを駆除するための新たな組織4Cが互いに対立しあうドラマです。トラウマになりそうな残虐シーンがてんこ盛り、精神的にもこれでもか!というくらい心を抉ってきます。辛すぎて後半は毎回泣きながら視聴していました。
ちなみに私の推しの赤楚くんは、千翼の唯一の味方という立ち位置で、彼がいないと本当に主人公が救いようのない話になってしまう重要キャラを熱演していました。
東京国際映画祭にてトークイベント
今年は初代の仮面ライダー放映から50周年ということで様々なイベント事が行われていたのですが、突然「東京国際映画祭で仮面ライダーを特集するよ!」という情報が流れ、 仮面ライダー アマゾンズと 仮面ライダー オーズ(これまた大好きな作品)のトークショーにご招待ということで、慌てて両方申し込んだところ、アマゾンズがめでたく当選!(オーズは先日行われた全仮面ライダー大投票でも3位に入るほどの超人気作品なので、競争率は高かったと思われます)
当日は開場時間に少し遅れて到着したのですが、自由席だったためにすでにほとんどの方が先に並んでいました。そうだよねぇ…ガチのファンばっかりだもん。年齢層は20代~30代くらいが多かったのかしら? 男女比は半々くらいのイメージで、思ったよりも若い女性が多いんだな、という印象。小さいころからの特撮ファンなのか、誰か俳優さんのファンでそこから特撮にハマった口なのか。
そしてトークイベント開始! 今回はイケてるオジサン3人プラス紅一点の駆除班4人の登壇という触れ込みでのイベント開催で、4人が出てきただけで(おぉ…!)と思わず小声で歓声を送ってしまう。本物だ…本物の駆除班だ…。少し遅めに行って後ろのほうの席で良かった…。間近で見たら不必要に緊張してトークの中身が頭に入ってこなかったに違いない。でもあと2~3列前でも良かったかな…(わがまま)。
でも、一番大好きな俊藤光利さんのイケボが生で聞けた…! それだけでも参加した甲斐があった!

撮影後も仲良しだという駆除班のメンバーのトークは、撮影裏話を中心になごやかに展開。各監督ごとのエピソードは興味深かったです。
アクションシーンをバリバリにやりたい紅一点・宮原華音さんが、ある監督からは「やらなくていいよ、あっち行ってて」くらいの扱いだったところ、スーツアクターの俳優さんが「あの子はアクション出来ますから!」と口添えしてくれて、途中から希望通りにアクションをやらせてもらえたというエピソードには、「えぇ! アクションをしないのんちゃん(役柄名)なんて!」と作品を見ている側としては驚きでした。
4人中2人が現行の特撮作品に出演中のためそのことをネタにしたり、それぞれ謎の変身ポーズをさせられたり、ゆる~い雰囲気でトークイベントが進む中、終盤になって突如仮面ライダーアルファ役の谷口賢志さんが登場! 会場大盛り上がり! 駆除班の面々が事前にTwitterで「トークイベントやります!」と告知していたところに、谷口さんが「・・・・・」と一人一人に無言の圧力コメントしていたのは伏線だったのね。
本当のサプライズ登壇だったらしく、駆除班メンバーもびっくり。谷口さんが来ることを悟られないように控室が用意されず、出番まで近所の公園で待たされていたという衝撃エピソード(笑)も披露されました。
谷口さんはトーク達者なので、一瞬で場の主役の座を奪っていきます。
完結編として製作された「仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判」では、 仮面ライダーオメガ とアルファの一騎討ちが結末として描かれたのですが、もしも続編が製作されるとしたら谷口さんは「最初からアマゾンを狩り続けた駆除班に倒されたい」とのことで、確かにそういう結末も見たかった、と思わされました。
最後に写真撮影OKにしてくれてありがたかったです。
野外上映会場
トークイベントでは映画が上映されないということに終了後に気付き、慌てて東京駅の丸ビルから飛び出し、有楽町駅まで。東京ミッドタウン日比谷の屋外上映会場までダッシュ! 冒頭30分くらいは間に合わなかったけど、なんとか会場で映画鑑賞できました。

実はネットの口コミ等で「映画版は蛇足だ」という意見を多数見てしまって(楽しめた、という意見も勿論有る)、season2満足していた私はあえて映画版は見ていなかったのです。でも折角の機会なので、と初鑑賞しました。
感想としては「なるほど…」という感じ。人間とアマゾンの関係性を、season1・2・映画と全く違う構造にして描いていて、この作品のテーマである「生きること、喰らうこと」について更に心を抉ってきました。season1・2 に比べたら尺が短いのもあるし、映画だけ違う脚本家が書いているので、また少しニュアンスが違ったのかな。
でも、「見なければ良かった!」とは思わなかったし、こういう終わり方だったんだね…という納得感は得られました。黒幕中の黒幕が制裁も加えられずにそのまんま、というのはやや不満点でしょうか。
さて、野外上映&無料ということで色々な観客の方がいらっしゃいます。昼間の上映では血しぶき満載の season1・2 の再編集版を流して「子供が泣いてた」情報もあったんですが、さすがに18:30開始の暗くなってからの上映では子供は少なく、意外にお年を召された方が多かった模様。しかし段々寒く(11月上旬)なってきて、多分寒さに耐えかねて途中退場した方もちらほらいたと思います。
気になるのは、ファン以外の人が見て面白いものなのか? 血みどろ描写にドン引きしないのか? ということだったんですが、楽しめたかどうかはわかりませんが、映画好きの人だったらこのくらいのスプラッター描写平気でしたね、すみません。どうもニチアサ(日曜朝放映のプリキュア~ライダー~戦隊の時間帯)の気分でいると、残酷な描写にはドキドキしてしまうんですが、一般客にはあまり関係ないですね。
私は野外で映画を鑑賞したのが初めての経験で、なかなか雰囲気が素敵でした。外で見るスプラッターはなんだか芸術度が高く感じられるほどでした。
余談。抽選で外れた「仮面ライダーオーズ」のトークイベントがこの2日後だったのですが、トークの後にサプライズでこの野外会場にキャストが登壇して「続編製作発表!」をぶち上げたんですよ。この日も日比谷に行けばよかった…(涙)