たむラボ  Tam-Lab

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ヲタクに恋は難しい

マンガ・アニメ・腐女子・ゲーム・コスプレ…様々なヲタクの種類はあれど、好きなものを一緒に語れたり楽しめる仲間っていいよね~、とオタク体質の私は強く思います。連載開始当初より「オタク」に対しての社会的地位って変わったよな、とも。オタクではなく『ヲタク』という表記なのも、連載が長かったのをうかがわせます。アニメ化も実写映画も制作された作品。

あらすじ&感想

主人公・成海は元カレにオタク(腐女子=ボーイズラブ大好き人間)だと言うことがばれて振られ、「今後は絶対に隠し通すぞ!」と思った矢先に転職先で幼馴染・宏嵩(重度のゲーマー。成海がオタクだということを知っている)と再会、お付き合いをすることに。高校時代からの付き合いの小柳&樺倉カップル(それぞれ別のオタク)、宏嵩の弟・尚哉(唯一の非オタク)とその友人のやはり重度のゲーマー・こうくん(女性)がメインキャラクターのコメディ作品。

1巻冒頭で付き合い始めたものの、主人公カップルにほとんど事件らしい事件が起こらないのは作品としてどうなんだ? と思いながら最終巻の11巻まで買い続けてしまった…。
人間関係が動くのは、ずっと喧嘩ばかりしている小柳&樺倉カップルと、超鈍感な尚哉&こうくんのほう。
まあ、基本はギャグ・コメディの作品として成立しているから、面白いんですけどね!

コスプレしたりBL同人誌を作ってコミケに参加したりして、女性陣はオタク活動を陰で満喫しているのに対して、男性陣が振り回される構造が固定で、そこに面白さがあります。
オタクあるあるネタは鉄板として、小ネタとして漫画・アニメ・ゲームの話題が大量に投下されるのがポイント。ガンダム・エヴァンゲリオン・カイジくらいならメジャーですぐにピンとくるんですが、「これの元ネタってなんだろう?」とか気になってしまうものも多数。でもそのメジャー作品とマイナー作品のバランスはいい塩梅だったんじゃないのかな、と思います。

ゲームオタクの二人がコミュ障気味で、後半はその閉じこもりがちの性格と向き合うのがストーリーの肝になっているのですが、宏嵩はゲームばかりしていてボッチだという現状に達観気味で、こうくんは「これじゃいけない」と思って心の中でもがいているあたりが違いでしょうか。尚哉もこうくんも一生懸命お互いの事を思いやりあって、だんだん近づいていく展開は胸熱でした(オタク表現)。

ちなみにゲーマー二人がレベル違いの猛者で、コミュ障同士なのに一緒のゲームをやっただけで心通じる感を出してきたのは草w(オタク表現。だめだ、この漫画がオタク表現ばかりだから引っ張られる…)。それと、この作品中で私の一押しは樺倉センパイ(ツンデレ。顔がメチャクチャ怖い)でした。

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